さて、Gがやってのけました!
10週間で20パウンド(約9キロ)減量!!
200パウンドから 180パウンドへ。
というのも、そもそも、彼の会社にとにかくムカつく上司がいて、ひょんなことで賭けになったのがことの始まりだったのです。
この彼の上司(白人)は、あからさまに人種差別を言動に出すAS★HOLE。
ある日、Gがこの上司を冗談で驚かそうと後ろから忍び寄ったところ、仰天した上司は、
『 驚かすなよ!』 と怒鳴ったそう。
G 『え、皆、冗談でこういうことやってるじゃないですか。』
上司 『 だけど、黒人にいきなり後ろから忍び寄られたら、やっぱり驚くよ。』
と言ったのです。 おっさん、本音が出たな。いや、こういうこと思ってる白人が 大多数だろうけれど、そういうこと、本人を目の前にして言うかね?
この話を聞いて、頭にきましたね~。ずっと白人社会で働いてる私も、アジア人として差別など色々受けてきたので、これは想像つくけどね。それにしてもね。あ~~ハラスメントで訴えてやりたい。
Gは、もちろんその場では、頭に血が上ったけれど、何も言わずに 後日、この減量の賭けをデブ上司に持ちかけたのでありました。
勝負:10週間で20パウンド減量したものが勝ち。
私だったら、怒りのあまり人事とかに即効訴えかねないのに、Gのやり方は なかなかクリエイティブで、建設的でエライぞと妙なところに感心。
もちろん、負けず嫌いなこのクソデブ上司(←言いたい放題)、受けてたって、賭けがスタート!しました。
掛け金は、50ドルとそんなに多くないけれど、値段は問題じゃない。 最終日の50ドル以外に、2週間ごとに会社で体重を量り、そのつど負けている方が、5ドルを支払う。
G のやり方は、
朝: プロテイン・シェイクか、SLIM FAST。
昼: サラダか、プロテイン・シェイクか SLIM FAST。
夜: 夕飯を好きなもの、軽めに。パンやご飯などの炭水化物を控えめに取る。
エクササイズは、 朝の トレッドミルか外でジョギング、40分、 腹筋運動 20分。
とそんなにハードなものではありませんでした。
ちなみに、私は応援団です。
私 『何か、手伝える?』
G 『 晩飯、作らんとって。』
おっしゃ~~まかせてくれ!!
ってなわけで、しっかり応援しました。エライね、私も。(包丁握りたくて、大変だったよ、もう。←嘘)
しかし、、こんなんで、体重、減るんかね~~と 横で見ている私は半信半疑。
が、みるみるうちに体重が減っていくではないですか!! これまで、何度もダイエットに挑戦しては、挫折していたG。今回は、忌々しい上司への怒りもあり、あれよあれよと言う間に体重が減っていきました。
本人曰く、portion control 量の調節とやっぱり夜ご飯を控えめ。。。。が効いているらしい。
怒りのパワーをダイエットにぶつけたG。 最後の体重測定の数日前。
G 『俺さ、数パウンドなんだけど、ここで止めとくことにした。』
私 『えっ!?なんで、絶対に目標達成できるのに! 勝ちたくないの!?』
G 『仮に勝てても、わざとそうしない方がよいこともあるんだよ。』
彼の言い分、納得がいきませんでしたが、彼は、そのままダイエットを止めて、1パウンド差で上司を勝たせました。
彼の上司は、もう有頂天で、オフィス中に吹聴をしまわっていたそうです。(ったくおっさん、子供じゃないんだから。) そして、彼は、Gが払った掛け金50ドルで、Gをランチに招待したそうです。(でも、賭けが終わったって言うのに、2人とも、サラダを食べたらしい。ダイエットの後遺症か?)
う~~む。。これで良かったのかな。。。とも思うが、私は、これで良かったんだと思います。もし彼が勝っていたら、この度量の狭い上司、どういう言動に出るか分かったもんじゃないし。Gの取った行動は、冷静で正解だと思った。
試合に負けて、勝負に勝つ!?
というわけで(どういうわけで)、憎らしい相手がいるあなた、是非、ダイエット戦争で戦うべし。 (ブッシュとフセインとかいいかもしれん。どっちも結構お腹出てるし。)
仮に負けても、失うものって 自分の体重 だし。。。。ラッキーじゃないですか。
ちなみに、Gは、今まで履けなかったお気に入りのスキニー・ジーンズが再び履けるようになり、毎日 鏡を見ては、やたらハッピーです。良かった、良かった。
さて、私も誰か ダイエット戦争の相手、見つけなきゃ!誰か、一緒にやりませんか~~?爆。
追記: すっかり気を良くした上司は、Gと次のラウンドに突入。 メインテナンス。。。維持の賭けだそう。(2週間ごとに体重測定して、5パウンド異常体重を増やしたものが、相手に5ドル支払う。)